ランドクルーザー シグナス
ランドクルーザー シグナスの栄光
ランドクルーザー シグナスの登場から１０年。日本のＳＵＶ車の頂点に立つランドクルーザーのシグナス。
ランドクルーザーシグナスの登場
ランドクルーザー シグナスは、日本の４輪駆動車のトップにたつトヨタ・ランドクルーザーの最上級クラスで、ランドクルーザー シグナスのベースとなったランドクルーザー１００の発売から1年後の１９９８年に登場しました。海外ではトヨタ・レクサスブランドの名で、メルセデス・ベンツＧＬクラスやＢＭＷ・Ｘ５に対抗する高級車としても高い評価を受けています。このランドクルーザー シグナスのベースモデル１００とランドクルーザー シグナスとの違いは、フロントのシグナス仕様のバンパー・グリル・独立４灯式ヘッドランプ、リアのテールランプなどです。内装も本革シートを使い、ウォールナットパネルを贅沢に使用したグレード感あふれるものでした。また、マフラー、ホイール、エアロパーツなどでドレスアップも充実していました。ランドクルーザーシグナスとは白鳥座の意味ですが、ランドクルーザー シグナスの持つスタイリッシュで高級感のイメージ通りと思います。
ランドクルーザー シグナスと１００系
ランドクルーザー シグナスのベースとなったランクル１００はその内装の豪華さ、ハイパワーV8エンジンで、発売直後から好調で、日本では「オフロードのセルシオ」と呼ばれるほどでした。
北米ではレクサスの名前で発売され、人気車となり、ちなみに北米ではオーナーの世帯収入の中央値が年収約2,400万円以上というデータもあるほど、高級なオフロード車としても知られています。日本では高価格、人気車ということでランドクルーザー100だけを狙った窃盗の被害が多発したこともありました。
受け継いだランドクルーザー シグナスは、その１００の豪華さと走行性にシグナスならではスタイリッシュな外観が加わっていました。ランドクルーザーは、民間の市場調査において、２０００年、０２年、０４年に高級ＳＵＶ部門のトップに。また０５年には、購入後３年間の評価による自動車信頼度調査でも、高級ＳＵＶのベスト車に認定されています。ランドクルーザー シグナスの登場が、ＳＵＶ車に高級かつ都会的なセンスを与えたと思います。
ランドクルーザー シグナスから２００系へ
ランドクルーザー シグナスのベースとなったランドクルーザー１００系も２００系へ進化しました。ランドクルーザー シグナスの北米モデル「LX４７０」も外観が大きく変えて「LX５７０」として発売。また国内のランドクルーザーもフルモデルチェンジとなりました。月販目標台数の約７倍を売る好調な発売となったようです。
ランドクルーザー シグナスの登場から１０年あまり。KING OF 4WDの名は決して大袈裟ではないと思います。オンロード・オフロードとも優れた操縦性・走行安定性と乗り心地。トップレベルの安全性と快適性。ランドクルーザー シグナスから２００系、その先へモデルチェンジしてもランドクルーザーに乗るそのステータスは変わらないと思います。
また、これまでランドクルーザーに関する書籍は「ランドクルーザー―ランクルで休日の冒険者になる 」「ランクルスペシャル」「ランクル天国 ２ 」「ランクル大王」「ランクル大王のアジア派ドライブ紀行」などが出ています。